フォトフェイシャルの経過(しみ編)
フォトフェイシャルの経過は元々の肌状態や症状の出現度合いにより様々です。レイクリニックでは効果の高い治療を目指しており肌質に合わせて幾通りもの設定から患者様に合った治療設定を選択しています。例えば取れやすいシミに対してはカサブタ形成するような積極的な治療設定を行います。最初の数回で取れやすいシミは反応させるのが大切だと考えています。最初に取り切らないと、皮膚の奥に薄くあるようなシミが残りやすいです。肝斑や炎症後色素沈着に対しては、色を薄くする設定は極力弱めにし、皮膚の奥にあるダメージが治ることを優先して治療します。取れやすいシミの治療と比べると、肝斑や色素沈着単体である場合はカサブタが極力できない治療を目指します。(肝斑とそばかすが共存している場合などは積極的部位と消極的部位を分けます。要するに守りの治療が変化を与える症状もあれば、積極的な治療が必要な場合があるということです。積極的な治療の場合、カサブタができるだけではなく、時に腫れたり痒みが出たりする患者様もいらっしゃいます。こうした症状が強く出た場合は、早く反応を沈めてあげる必要があるので必ずLINEやお電話でご連絡下さい。必要な治療やケアについてご説明します。数回治療をして反応が少なくなったら効いてないんじゃないか?と思ってしまう、というのはよくある感想です。フォトフェイシャルの光はちゃんと皮膚の奥深くまで浸透しているので心配ありません。頑張って5回以上の治療をぜひこなしてください。本領発揮はこれからです。3回目以降は治療ターゲットが変わったので設定を大きく変える場合があります。治療中の痛みも変わります。さらに強くする場合やターゲットを変えて痛みが減る場合など様々です。ここからは恒久的に肌質が変化することを狙った治療です。シミが薄くなったからフォトフェイシャルはおしまい、というのはとても勿体無いです。目立つ反応は3回目までに起こしますが、肌質改善するのは3回目以降です。少しずつ肌は健康な状態に変わります。この頃よりシミよりも肌質の変化に気づく患者様が多くなります。回数は個人差があります。3回までの間に私たち治療者は肌質の変化に気付いているのですが、3回目までの間に肌質改善変化が少ない場合は早く見極めてスキンケア指導しています。フォトフェイシャルで肌質がガラッと変わるためには肌に合ったスキンケアを併用するのが必須なのです。油分の多いスキンケア商品や刺激の強い機能性化粧品など、巷には肌を硬くしたり痛めるスキンケアがたくさん存在しています。患者様が気付ければいいのですが、大概の場合気付きません。取れづらいシミや赤み、肝斑の原因はスキンケアの仕方や使っているスキンケア製品が合っていないことがとても多いです。フォトフェイシャルの経過が想定通りどんどん改善に進んでも、間違ったスキンケアで悪く戻されてしまわないよう、ご自宅でもスキンケアを治療の一環として見直してみて下さい。フォトフェイシャルとスキンケアで肌質が改善するコツは、水分と油分のバランスです。水が少ない人がほとんどです。バランスの良い潤った肌を目指してみて下さい!