肝斑にフォトフェイシャル
肝斑治療は簡単ではないと言われています。当院にカウンセリングにいらっしゃる患者様の中には肝斑があるかどうか診断して欲しい、というご相談もあります。皆様肝斑を恐れていらっしゃるようです。そんなご相談を頂く多くの患者様に肝斑がありません。実は肝斑がある方はご自身で肝斑があることに気づいていることが多いです。他院で肝斑と診断されたと心配してカウンセリングにいらっしゃる患者様も多いのですが、ほとんどの方に明らかな肝斑はありません。私は肝斑は明らかに存在していることは見ればすぐ分かります。正直UV撮影しなくても見れば分かります。潜在性肝斑といって隠れている肝斑も確かにあるのですが気を付けることが分かっていれば問題ありません。どうやら近ごろ世の中では取れにくいシミに出会った時に肝斑があると診断されがちだな、、ちょっと心配しています。こうしたご相談をされる患者様の多くがピコトーニングやピコレーザーを経験されています。こうした治療に加えトランサミン内服しているのにシミが治らない、肝斑ではないか、とおっしゃるのです。医師の中でも統一されていませんが、ピコレーザーで取れないシミ、あります。Q Switchレーザーでも取れにくいシミ、あります。だからと言って肝斑がある、とは言い切れません。もはや都市伝説のように肝斑を恐れすぎる風潮、ちょっと心配です。正しい治療が選べなくなってしまいます。ちなみに肝斑にフォトフェイシャルは禁忌、と言われた時代があります。半分本当で半分嘘です。フォトフェイシャルは機械を選べば肝斑は良くなります。このお話、詳しく説明しないとです。医師向けセミナーでもよく話すテーマです。長くなるのでまた別のブログに改めますね。