40~50代の体の変化、更年期症状の助けになるもの

女性が閉経を迎える前後は更年期といい、様々な症状が見られます。その症状も人によって強い人もいれば、ほぼ感じない人もいて、なった人にしかわからないようなツラい症状もあります。これらの症状は閉経前後にエストロゲンという女性ホルモンの急激な低下が関与していることがわかっております。

大豆イソフラボンというのは聞いたことがありますか?よく女性ホルモンには大豆イソフラボンがいいなど言ったりしますが、これは大豆イソフラボンから産生されるエクオールという物質が女性ホルモンのエストロゲンと化学構造がとてもよく似ているため、エストロゲンのような働きをしてくれるので、そう言われることがあります。

大豆イソフラボンはその名の通り、大豆や大豆製品(納豆や豆腐、味噌など)から摂取できるのですが、残念なことにその大豆イソフラボンからエクオールを産生できない人もいるのです。世界的には日本人は古くから大豆製品を食べていたので産生できる人が多い方なのですが、それでも約50%です。しかも食生活の変化と共にその割合は減ってきており、20~30代の若い方は20~30%の人しか産生出来ていないという結果が出ています。

このエクオールを産生できるか?というのは、「ソイチェック」という尿中エクオール検査で簡単にできますので、興味のある方はレイクリニックスタッフにお声かけ下さい。

私はと言うと・・・

エクオール産生出来てなかった・・・残念。

私の様にエクオールを産生出来なかったら、納豆やお味噌汁を毎日せっせと食していたのに意味ないじゃん!とすねるところでしたが、納豆や味噌のように大豆の発酵食品というのは腸内細菌を整えてくれる役割をします。だから体に良いのでとりましょう!

と言うだけじゃないのです!

エクオールというのは産生できる人でも、腸内環境が悪いと作られないのです。なので、そのような人も検査をすると「エクオール作られてません!」と出てしまうのです。

つまり、エクオールを産生出来るかどうかは腸内環境にも影響があるのです。奥深い・・・

じゃあ、どうすりゃいいんだ!と言う方へ。

エクオールには有り難いことにサプリメントがあります。最近ではテレビCMでも広告させるようになりましたが、エクエルという商品です。

私は40歳過ぎたあたりからヘバーデン結節(女性ホルモンのエストロゲンの低下が原因で起る指の第一関節の痛みや変形)になりました。それを期にエクオール検査をして作られていないことがわかり、エクオールのサプリメントを飲み始めました。なんと、ヘバーデンが良くなったのです!これは私個人の感想なので飲んだ人全員が良くなるわけではありませんが、今のところ調子よく経過しております。

更年期に対して怖くて不安になるのは体に良いことではありません。大豆アレルギーがなければエクオールのサプリはその助けになってくれる心強い味方だと私は信じて飲んでいます。

女性が我慢して生きていくことはレイクリニックの理念にも反しています。皆様の健康を第一に輝かしい生活の質を高める事が私たちの使命でもあります。

エクオールは体内に1~2日しか保たれず、蓄積するものではありません。取り過ぎて悪いものではないので、更年期真っ只中の方も、これから迎えるために備える方も、是非試してみてはいかがでしょうか。

中村