脇汗ボトックス注射でなぜ汗を抑えられるのか?

ボトックス注射は、眉間や目尻などの表情じわに作用するだけでなく、脇汗を止める作用があることを聞いたことがありますか?

そもそも、なぜ脇汗はでるのでしょうか。
緊張したり、運動すると脇汗がでますよね。それは交感神経から汗腺に刺激が伝わることで汗をかきます。(汗腺の種類 アポクリン汗線:臭い エクリン汗腺:汗)神経が関与していることから、ストレスやホルモンバランス、体温調整のために発汗を促して体温を下げる・・・など原因と挙げられています。
原因であるストレス緩和や成分ホルモンバランスを整える、適度な運動、制汗剤の使用で対策もできます。

しかし多汗症や汗に悩んでいる方には、根本である交感神経の働きを抑制することのできるボトックス注射で汗の抑制、臭いの軽減が期待できます。

→ボトックスの成分であるボツリヌストキシン(天然のタンパク質)にはこの交感神経の伝達をブロックする働きがあるため、交感神経から汗腺への伝達をブロックし過剰な発汗が抑えられます。

個人の感想として、解剖生理・生物や化学で学習したことが職場だけでなく実生活につながる場面が多々あります。汗が気になると思ったら、なぜ汗が出るのか、どうすれば改善できるのかを自分で考え、学んでいくと以前の知識と新しい知識が混じりとても興味深く実践的なものになります。今後もほかの治療や症状についてブログに紹介していきます。

       吉野

 ボトックス注射の作用

関連記事